高山市医師会 会長
岩堤 慶明


新年度にあたりご挨拶申し上げます。
二期目の会長職を努める事になりました。
いたらぬ事もあろうかと思いますが、従来通り御協力をお願い致します。

 今年度より理事が二名の増員となり、役員の総数は十五になりました。
各理事には分担内容を再編成して、医師会の事業を進めてまいります。

 さて、高山市医師会は昨年の合併以来、地域との連携事業については、お陰様で順調に進んでおります。
しかし、一部直診の先生方には待遇の条件や公務員なるが故の制約などの問題もありますので、直診の先生方と連結を密にして改善に努めたいと思います。

 今、日本の医療の政策をみますと、医療費の抑制の為、医療に対する理念は後退し、四月の改定では、惨めな結末となりました。
厚生労働省は、事ある度に「牛刀をもって鶏を割き」「角を矯めて牛を殺す」ので医療の中身は細り医家は苦しんでいます。かような折、我々は一丸となって声を上げ、政治活動にも力を注がねばなりません。

 四月から日本医師会の会長は、東京都出身の唐沢祥人(からさわよしひと)氏に変わりました。また、県医の岩砂和雄会長は、日医の副会長に決まりました。日医の執行部は今までとは違った成果を出す予感がします。

 会員の皆様は、日々患者さんに尽くしながら、一方では日本の医療の現状に目を配り、医師連盟への活動にも全員御協力下さい。

 



平成18年4月吉日


高山市医師会